シーナリーハウス



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幸野 成一

2024.5.13

「目的のない開口部は造らない」(チーフ設計プランナーの幸野成一です)

「目的のない開口部は造らない」(チーフ設計プランナーの幸野成一です)

シーナリーハウス、チーフ設計プランナーの幸野成一です。

 

週末の別府市「景色を取込むスキップフロアの家」での完成見学会では、多くのシーナリーハウス・ファンの方とお会いできまして、大変うれしかったです。

これからも完成見学会を通して、いろいろなタイプのシーナリーハウスの家づくりをご覧いただければと思っております。

 

さて、

今日は、開口部の設計のお話をさせていただきます。

 

開口部の目的とは・・・

①陽を入れる。(冬の直射日光を取り込む)
②光を入れる。(直射日光でない明るさを取り込む)
③風を通す。
④景色を取り込む。
⑤出入りする。

この5つに当てはまらない開口部は造らなくても良いと考えています。

 

早速、実例を見て頂いて詳しく解説していきます。

先ずは、シーナリーハウスのモデルハウス「シーナリーの家」の開口部

 

 

空につながる家

 

海を望む2階リビングの家

 

空へつながる家

 

 

中津の二段屋根の家

 

 

ご覧頂いたように開口部には全て目的、つまりそこに、この大きさこの開閉方法の開口部が付く理由があります。

設計は、その建物が建つ土地、敷地を読み、また、そこに住まわれる家族の生活を読み総合的に判断していきます

 

最近、建築家の伊礼智さんが「だん」という雑誌の中で書かれていたのが、

 

窓には、日常の浄化作用ともいうべき効用がある

 

と書かれていて全く同感だと思いました。

 

「トイレに窓はいらない」という時代の流れもありますが、この「日常の浄化作用」という観点から、トイレにも窓はあったほうが良いと私は思ってしまいます。