大分市下郡に建築中の「大きな軒のガレージハウス」
大通り脇の住宅街の角地に建築中です。
50坪程度の敷地いっぱいに、大きな軒でつくられたビルドインガレージが特徴的な、「薩摩焼杉」の外壁の2階建ての住宅です。
今月の初めに無事棟上を完了し、屋根仕舞、電気の配線工事などをおこない、セルロースファイバーを使用した断熱工事をおこないました。
セルロースファイバーは、新聞紙を再利用してつくられた断熱材で、断熱性・吸放湿性・吸音性・耐火性などの特徴があります。
建築地が大通りのそばで、向かいに飲食店もあるため、吸音性に優れたセルロースファイバー断熱材を採用しました。
セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が絡み合い空気の層をつくっています。その繊維一本一本の中にも空気胞が存在している為、家の外からの騒音をやわらげるなど防音効果をもたらします。
シーナリーハウスではコストも考慮しながら、それぞれの家にあった材料の選定や施工方法を検討していきます。
セルロースファイバーは専門の職人さんによる責任施工をおこないます。
まずは、セルロースファイバーを吹き込む、屋根・外壁面に、専用のシートを張っていきます。指示通りの厚さを確保し、タッカーでしっかりと固定をします。
吹き込み(ブローイング)工法といい、ホースを使って1立方メートルに対し55kg以上のセルロースファイバーを吹き込むことで密度を安定させ、壁体内が形状変化しないように施工をします。
完成後には見えなくなる小屋裏や壁体内もしっかりと施工を完了しました。
これから、大工工事も再開して8月末の竣工を目指していきます。