「苺と暮らす杵築の家」の棟上工事を行いました。
連日の雨で何度も延期をしての工事でした。お施主様、関係業者の方々には何度もスケジュール調整をして頂き、大変感謝しております。
シーナリーハウス・チーフ設計プランナーの幸野さんと現地調査をしたのが、ほぼ1年前でした。
周囲の山々を見渡せる、とても気持ちの良い土地です。
苺栽培のビニールハウスの横に建てられ、苺と共に暮らすための家です。
シーナリーハウスでは専属の大工さんが、それぞれの家を一人で担当します。
しかし、棟上工事の時は、仲間の大工さんやクレーンの方、屋根業者さんなど、多くの方が集まり、一日で作業をしていきます。
朝の8時にスタートしてから、1時間位で主要な柱や梁が建てられます。
それぞれの柱や梁には個別の番号が刻印されています。
事前に、設計の松木とプレカット業者さんで、細かな打合せを重ね、工場で加工をしてから、現場に納品されます。
それぞれの部材に刻印された番号をもとに、大工さんは次々と建て込んでいきます。
設計段階でのしっかりとした事前の準備と、大工さんの経験知によって、スムーズに現場は進行していきます。
大工さんが屋根の下地合板まで張り終えると、屋根業者さんが、屋根からの「雨漏り」を防ぐために、丁寧にルーフィングを水下(屋根の排水を促すために水が流れ終わる最も低い箇所)から張っていきます。
最後に外壁にブルーシートを張って、予定通り、無事棟上工事を完了できました。
暑い中での作業、皆さん、大変お疲れ様でした。
これからも、10月末の引渡しまで、多くの職人さん達と丁寧に仕上げていきます。